たけのこ会とは

ご挨拶

たけのこ会は「学習塾」や「受験塾」「進学塾」とは趣向が全く違います。
それは、生徒を合格させることが第一の目標ではないというところです。
長い人生の途上ではさまざまな困難に出会いますが、人生は、心の使い方・考え方次第で豊かになるものです。
人それぞれ感じ方や考え方は違い、テストでその力の優劣を測る事はできません。
受験は目的ではなく、そのための手段の一つと私は考えています。

この世の出来事はすべて縁の積み重ね。
思いがけない喜びや幸運に恵まれるのはたくさんの人々との出会いの賜物です。
この縁に感謝し、この縁を生かせるように日々を積み重ねていきたい。
たけのこ会で得たこの縁に感謝し、 彼らが持っている可能性を無限に広げ、命を輝かせるように支援する場でありたい。

たけのこ会の名に込めた願い。
それは、自分の生き方を大切にしてほしいということ。
同時に、自分とは違う感性・思考を持っている、他人の人生を認めて尊重してほしいということ。
竹のように、一節ごと学ぶことの面白さ・生きることの楽しさを積み重ねるとともに、他人を想いやる気持ちを身に付けてくれると信じています。

社団法人きらめきキッズ たけのこ会
所長 諌山静香

「塾ジャーナル」2015年7月号に
掲載されました。

幼児教育の原点は、知識を問題解決に生かす思考や想像力を育てること

本物の学力の根を育成します

自学自習の習慣を身につけさせずに、講義とペーパーテストだけで子供を指導するのは無謀です。
知識を習得し、知恵として使えるようになるには、低学年の間に、学習習慣を養い考える力を獲得することが大切です。
「たけのこ会」は、人が人へ五感を刺激しながら子供たちに知識を一つ一つ体感させ、学びの感性を育みます。
自立学習が身に付くように脳のしつけを行い、本物の学力の根を育成します。

たけのこ会の目的

知識偏重教育からの脱却

子どもの早期知能開発が叫ばれ、幼児が教育産業の指標にされる危険が増大しつつある今日、“早期知能教育”という言葉の意味を問い直す必要があります。
今日の幼児・低学年教育は受験で合格するための技術を高めることを目標とし、いずれ学校で学ぶ様々な知識を先を争うようにして教え込んでいる感があります。
就学前の子が漢字をたくさん覚えたり、九九を見事に唱えたりして大人を驚かせることもよくあります。
しかし、彼らは教え込まれた知識を本当に理解しているのでしょうか。
彼らは、こうした教育を喜んで受け入れているのでしょうか。
知能を伸ばすということは、知識を詰め込んで物知りを作ることではありません。
知能とは自分の頭で考え、判断して、目の前の問題を解決する能力です。
教わった事しかできない子どもや、新しいことを自発的に工夫する意欲の欠けた子ども、勉強に対する嫌悪感や不安感を訴える子どもが激増しているのは、意味もわからないうちから一方的に知識を押しつけた結果ではないでしょうか?
このような危機的状況に置かれた子どもたちに本来の子どもらしい快活さや、未知の世界への好奇心・探究心を取り戻して欲しいと私は願っています。

ほんとうの学力を育てる

幼児期に見られる素晴らしい数理感覚を大きくなるまで失わせることなく磨き上げてゆきたい。
それが私の願いです。
知識偏重教育の弊害を最も強く受けているのは算数・数学教育です。
私の教室を訪ねてくる幼児・児童を見ていると、子どもたちが生まれながらに素晴らしい数理感覚を与えられていることに驚かされます。
そのバランスが年齢とともにくずれ、算数で落ちこぼれてしまう子が非常に多いのです。
3才の子に暗算をさせたがる親もいます。
小学生で因数分解ができると鼻の高い親もいます。
教え込めば何でもやりこなす。
大人が舌を巻くほどの許容力が、子どもの脳には備わっているようです。
しかし、その素晴らしい脳に、いずれ学校で習う知識を詰め込んでしまうのはあまりにももったいない気が私にはするのです。
知識ではなく、感覚を子どもの柔らかい脳の中で育てていきたいと私は思います。
鋭い感覚こそが創造性の確実な芽になると私は確信しています。

先取り学習よりも必要な概念形成

小学校低学年では算数でつまずく生徒が多いのですがその原因は「基礎の不備」にあります。
「基礎・基本」が大切なことは誰もが知っていますが、何が「基礎」で何が「基本」なのかは意外と知られていません
「基礎」「基本」は同じように感じますが、別物と言う認識がない。

スポーツに例えるとわかりやすいのですが「基礎」は体力や筋力、柔軟性のこと、「基本」は各スポーツの形、技術。
いくら技術(基本)をつけても、土台になる体(基礎)ができていないと上達しません
これと同じで、算数の基礎には、言葉の深い理解が必要なのです。

まず何を問われているのか、言葉を示す意味(概念)がわからなければ文章は解けません。
算数に必要な言葉・概念は、小学校1年生でも200以上あります。
それらの言葉を全て瞬間的に把握できる事は意外と難しいのです。

低学年期のさんすうの勉強では、プリントをやらせたり、100までの数を読み聞かせたり、簡単な足し算を教えたり、九九を暗記させたりと言う勉強はあまり必要ではありません。
こうしたやり方が知識の先取りでしかないからです。
ですから、あまり先取り学習は意味があるとは言えません

だからといって、低学年期に何も教えてあげなくて良いと言うわけではないのです。
低学年期には低学年期のさんすうの学び方があります。

数字が読めなくても、字が書けなくても、体と五感でいっぱい、しかも楽しく面白くさんすう・算数を体験させていくのがそれです。
また、図形が苦手な生徒も多いのですがリアルな教材でトレーニングすることで図形に対する感性は高まり、図形の基礎づくりができるようになります。

そのため、やはり数理色板・積木を用いた数と図形の融合学習が大事となってきます。

数の概念のつかみ方

それは単なる数字の計算ではなく、確かな数量感覚なのです。ここをつかむか、つかまないか、で学力の形成は大きく違っていきます。

算数の奥深い世界の中にある、数の概念。これをつかみ取ることで「後伸び力」が約束されます。

数の概念の掴み方、それは単なる数字の計算ではなく、確かな数量感覚なのです。ここをつかむか、つかまないか、で学力の形成は大きく違っていきます。

数と図形の融合学習とは

将来伸びる決め手 =
<空間認識力・空間把握力>

数理色板・数理積木を使い、空間把握能力を育て、算数に強い、思考力のある子を育てます。
「数と図形の融合学習」の詳細は下記をご覧ください。

指導者の方へ

色板や積木を使って自然に算数を学ぶ、数と図形を融合させた学習メソッド
「レディネス学習」について詳しくはこちらをご覧ください。
図形学習指導勉強会、セミナーも開催しております。