所長のエッセイ

所長のエッセイ

一歩そしてまた一歩 -2012年の最後の月に-

私たちは思うようにならない時や理解されない状況ではひどく焦り、どうしても先を急いでしまいます。
もし、君たちが何かに失敗した時、その失敗を帳消しにしようと焦れば焦るほどさらに失敗を重ねてしまうことになります。
人生の階段では失敗で後退することはありません。失敗で階段に立ち止まることはあってもそこから下がることは絶対にないのです。だから、君たちは人生の階段を急いで駆け上がる必要はないのです。
分からないものは分からないと言い、許せないものは許せないとはっきり言える資格が君たちにはあります。大切なのは急いで答えを出すことではなく、一歩一歩の人生の階段の途上で今の自分の気持ちに素直になることです。
一歩そしてまた一歩踏みしめながら上がっていく君たちの階段の先に大きな希望と夢が輝いています。