所長のエッセイ

所長のエッセイ

それでも五月の光は輝く

 いつまでも続く不幸というものはない。
じっとがまんしているか
勇気を出して追い払うかのいずれかである
ロマン・ロラン

私たちの国が大きな悲しみの中にあるとき、私たちはその悲しみの中ですべてに絶望してはならない。
これから、私はもちろん君たちにも、またこの国の多くの人たちにも本当に辛く苦しい日々が続くだろう。でも、歯を食いしばり大きな勇気を胸に私たちは残された者の責任として懸命に毎日を生き続けなければならない。
人を深く思いやる優しさ、そしてその優しさを実行できる心の強さを私たちは決して失ってはならない。
私たちはこれからも生きていこう。人に優しく自分に強く、それぞれの人生を持てるすべての力を出して生きていこう。それでも五月の光は輝くのだから。